この素晴らい作品はエコール・デ・ボザール( Ecole des Beaux-Arts)パリの芸術学校で
1890-1900年代に描かれた無名の画家の作品であろうと推測されています。
縦のサイズは96.5cm。とても大きなキャンバス上に描かれた絵画です。
庭から切り落としたばかりのフレッシュな薔薇を艶やかな陶器の壷に飾り立てている
途中でしょうか。。。生けられた薔薇も、まだテーブルの上に置かれた薔薇も
とても美しく描かれています。
また、壺の下に敷かれたシフォンの透けた柔らかな素材感や
壷に写りこんだ大きくて広い窓から差し込む日差しから夏の気配すら感じられる
闊達なブラッシュワークから画家の自由で美しい感覚が溢れ出した素晴らしい作品です。
キャンバスに破れなどは無く全体的に良好な状態ですが、
右下にスクラッチが見られます。(画像にてご確認ください)