ルイ16世様式のリボンと薔薇のデコールの美しさと繊細さに思わず見入ってしまう、
バゲット型の大きなペントレイです。
1800年代末期のフランスアンティークとなります。
素材は重厚なエボナイトとなります。
エボナイトは硬く光沢をもったゴムで、耐候性、耐酸性、耐アルカリ性にすぐれ、また機械的強度が強い
素材です。現在多様されている合成樹脂とは全く異なります。
エボナイト製のものは、概ね黒い色をしている製品が多い中、
こちらはとても珍しいマーブル柄(大理石)のダークブラウンです。
シックなダークブラウンに真鍮の細いデコールラインがキラッと重厚な輝きをプラスして、
クラシカルな中にもお洒落な雰囲気を持っています。
当時は羽の付いたペンを置いていたのでしょうか。。。
思いを巡らせる楽しい時間へといざなってくれる小品です。