出合った瞬間に目が釘付けになるほどの美しいオーラを纏った薔薇のブーケの油絵です。
庭から切り落としたばかりのフレッシュな薔薇の艶やかで美しい色彩に目を奪われます。
背景を暗くすることで、薔薇のブーケが美しく浮かび上がっています。
卓上に零れ落ちた一枚一枚の花びらにまで表情を持たせた
闊達なブラッシュワークから画家の自由で美しい感覚が溢れ出しているように思います。
薔薇全体がまるでスポットをあてたように明るく美しく見える素晴らしい作品です。
フレームはモールディングにギルトペイントが施されています。
わずかにちらほらとカケが見られますが、全体に良いコンディションです。
また、キャンバスにも目立つダメージなどは無くおおむね良い状態です。
こちらはベルギーのアントワープやフランダースの美術学校で教師をしていた画家が
1940年代に描いた作品とのことです。
フランスのコレクターの方から譲り受けました。