1930年代に製造されたアールヌーボーデザインの細やかで美しいレリーフが施されたシルバープレートと
カットガラスのクラレット(赤ワインの別名)ジャグです。
前回ご紹介しましたジャグよりも小ぶりとなります。
また、スクロールした4つの脚がついていて可愛らしデザインです。
こちらもTOPAZIO社製のジャグですが、刻印はありません。
TOPAZIO社はFerreira Marques & Irmão, S. Aによって 1874年設立された140年の
歴史のある巨大人気ブランドです。
シルバーとシルバープレートの高品質な輝きをクリスタルやガラス、セラミックや
貴金属などをデザイナーのハイセンスなインスピレーションで組み合わせ、
美しい製品を送り出してきたポルトガルの銀製品ブランドです。
日本ではあまり知られていませんが、ヨーロッパでは人気が高く、
職人によるクオリティーの高い製品を生産し続けており、
現在でも世界の人々を魅了している、歴史ある人気ブランドです。
本体のカットガラスにはヒビやチップなども無く、全体に美しいコンディションです。
シルバープレートの脚の一つが青く変色しています。
リペアでも無いようですし、変色の原因はわかりません。
また、ハンドル部分は、中央のラインを挟んで左右でデザインが微妙に異なります。
ハンドルの左側にも同様の変色が見られます。
こちらもリペアの痕では無いようですし、原因はわかりませんが、
ご使用にあたっては特に問題は御座いません。
また、変色は全体で見た時には特に目立ちませんし気にならないかと思います。