ダニエル・メルリン（1861-1933）フランス
ダニエル・メルリンは猫を描く巨匠として世界的に有名な画家です。
今回ご紹介する作品は彼の描いた作品の中でも特に子猫たちが可愛らしく描かれてあり、
私の好きな作品の一つです。
左端に見えるシルク織りの上等なテーブルクロスが敷かれたテーブルの上に置かれた
花びんを3匹の子猫の中の誰かが、落としてしまったようです。
どの子でしょうね。。。。おそらく。。。
クロスの傍で上目づかいで小さくなっているクロネコちゃんかも。
ママ猫は「何が起こったの？誰のしわざ？」的に上を見上げています。
絨毯に落ちた花瓶。。。薔薇の花。。。絨毯の小さな水たまり。。
一つ一つがとても美しく、とてもリアルに描かれています。
シルク織りのカーテンの自然な光沢感。猫ちゃん達の柔らかな毛並み。。。
画像よりも実物は遥かに素晴らしいです。
是非、エントランスや客間に飾って頂きたい絵画です。

ダニエル・メルリンは1884年からパリのサロンに出展しています。
こちらの作品は数少ない真鍮のサインプレーと付の作品となります。

植物の立体的なレリーフが施されたフレームは重厚感のある立派なオリジナルフレームです。
下側にわずかに欠けが見られます。
また、ママ猫の目の位置から5�p程左側に小さな絵の具の剥離が見られます。
（画像にてご確認下さい）
それ以外はとても素晴らしいコンディションです。

吊り下げようのワイヤーが設置されています。