ドレスデンはマイセンから無地製品を購入し、絵付けを加えて販売していましたが、
カールティーメ工房は1800年代後期よりドレスデンで唯一、オリジナルの磁器から製造し、
絵付けを加えて販売した工房です。
マイセンと同様に名窯で知られています。
こちらの作品のバックスタンプは SP Dresden”(Saxonian Porcelain Factory Dresden)。
ドレスデン磁器であることが保証されています。
透かしのとても大きなバスケットには磁器の花々がアップリケされてあり、
マイセンと同様の美しい絵付けが施されています。
内側の底には手書きの大きな花模様。
また、透かしの細い仕切りにも細やかな手書きの花模様が施されています。
ハンドルの金彩模様などはマイセンのアップリケで良く見かける絵付けですね。
全て熟練した職人により丁寧に絵付けされた希少価値の高い逸品です。
どこに置いても見栄えのする大きなバスケットです。
特に目立つダメージなどは見られず、大変美しいコンディションです。