LILLIE HONNORAT(c.1840-1910)によって1902年に描かれた素晴らしい作品です。
LILLIE HONNORATはブーケを中心とした静物画を描く画家として有名です。
こちらの作品は特に色彩の美しさが際立っています。
零れそうなほどに開花した美しい薔薇と暗闇の中でほんのりと浮かび上がる
ライラックやライムグリーンのアナベル。
ほの暗い背景の中で自然光がスポットのように当たることで、ブーケ全体が美しく浮かび上がっています。
筆のタッチに勢いがあり、花々はどれも瑞々しくまた、とても美しく描かれています。
画家のサインと日付が記されています。
モールディングに金箔が施されたフレームはオリジナルとなります。
わずかに小さなカケが見られますが、全体にとても良いコンディションです。
また、キャンバスにも目立つダメージなどは無く、オリジナルのままの美しいコンディションです。
1902年の油彩画としましては、保存状態がとても良く、きっと大切に保管されていたものと思われます。