フランス 1880年代
長い年月をかけて、自然にまとわりついた厳かな雰囲気が漂う美しい絵画です。
キャンバス全体の深い奥底にまで作者のリアリズムが表現されています。
油絵の具の乾いた質感は100年以上もの長い年月の流れの中で作られた賜物です。
石棚の上に置かれたガラスの花器に生けられた花々の美しいブーケ。
まるでスポットで照らし出されたかのように光と影の巧みな色彩のグラデーションによって
花々は立体的に美しく浮かび上がっています。
花びらのグラデーションは特に美しく、花びら一枚一枚に生命力を感じます。
まるで写真のようにリアルに描かれています。
本当に素晴らしい芸術作品です。
楕円形のキャンバスの左上に、わずかに傷が見られます。
それ以外は、100年以上も前の描かれた絵画となりますが、良好なコンディションです。
残念ながら作者は不明です。
ゴールドギルドが施された美しい光沢のあるゴールドのパネルはフレームのように見えますが、
フレームではありません。
おそらく、その外側にフレームがあったと思われます。
エッジにちらほらと小さなカケが見られます。(画像にてご確認下さい)
こちらもフランス人のプライベートコレクションから買い付けた一枚となります。
是非とも本物の素晴らしい絵画をお手に取ってご覧ください。