1950-1960 フランス人画家
画面から盛り上がるほど分厚く塗られたインバスト技法で巧みに描かれた静物画です。
アザミの美しい紫色と葉のグリーン。儚げなピンク色のひなげしの花々の発色は美しく、
また、とても立体的で動きがあります。
画像では良くお分かり頂けないかもしれませんが、盛り上がった一筆一筆のエッジが際立っています。
また、背景はまるで漆喰を塗った壁のようです。
その背景と花々の高低差を絵の具の厚みにより見事に強調しています。
インバスト技法により、花々に物質感を持たせ、
力強く、荒々しい動きと光の強さが見事に表現されたダイナミックな絵画です。
絵画は厚手の木の板に描かれています。
フレームはオリジナルです。
まるでゴッホを思わせるインバスト技法の絵画。
是非、光の当たり具合で立体的に見える場所に飾ってお楽しみ下さい。
比較的大ぶりのサイズ感ですが、軽量です。
画家のサインが見られますが、画家の詳細については不明です。
紫のアザミには「厳格」「高貴」「気品」という花言葉があります。