推定1900年代初頭 フランス製
美しいアールヌーボー調の植物のレリーフが施された
クリストフル ガリア•コレクション(雄鶏の刻印)のカップホルダーと
可憐な勿忘草のエナメル彩による手書きの絵柄が施された美しいリキュールグラスです。
「にわとり」は、フランスの象徴(ガリアの雄鶏)であり、クリストフルが1900年頃から展開した
**「Gallia(ガリア)」**というラインで使用されています。
当時、より複雑な造形(アール・ヌーヴォー様式など)を可能にするために開発された、
新しい合金(ガリアメタル)で作られた製品にこの刻印が打たれています。
ガリアシリーズはデザイン性が高く、現代のアンティーク市場でも非常に人気があります。
「リキュールグラス」、そして「ハンドペイントのガラス」との組み合わせは、
当時のフランスの貴族や富裕層が食後のひとときを楽しんだ、贅沢な工芸品そのものです。
「ガリア(Gallia)」ラインの中でも、非常に付加価値の高いアール・ヌーヴォー期(1900年前後)**の作品である可能性が極めて高いと思われます。また、グラスホルダーにはモノグラムが施されています。
特に「ガリア(Gallia)」ラインのリキュールホルダーに二つのイニシャルを重ねてエンブレムのようにデザインされたモノグラムがあるということは、それが単なる市販品ではなく、特定の人物や家族のために用意された特別なセットとして作られたものと考えられます。
モノグラム入りの品は「前の持ち主の歴史を継承するもの」として、情緒的な価値を感じますね。
経年によるメタルの退色はみられるものの、とても美しい価値の高いお品物となります。
全て同じようなコンディションとなります。
ご希望の際には数を明記の上、ご注文下さい。