1890〜1910年 フランス製
美しいハイレリーフのスズランの柄の珍しいボーン素材のペーパーナイフです。
フランスのアンティークでは「幸福を呼ぶ花」として、とても人気が高いスズランのモチーフ。
ハンドルの材質は、真鍮製のベースに銀メッキが施されいます。
また、刃の部分はボーン(牛骨)となります。
ボーンは、19世紀末〜20世紀初頭のアール・ヌーヴォー期、
シルバーフレンチアンティーク小品、カトラリー、ペーパーナイフ、サロン小物などで、
シルバーと組み合わされて、広く使われていました。
すずらんの緻密な銀細工と、経年を経た天然素材ならではの落ち着いた風合いのボーンが合わさって、
とても優美で魅力的です。
多孔質なボーンは、長い年月の中で少しずつ周りの空気や触れる手になじみ、
アンティーク独特の「枯れた美しさ」や温かみを醸し出しています。
ボーンのナイフに小さなボーンの特徴である、黒い点(ピッティング)が見られます。
また、裏側に経年変化で、一部濃い変色が見られます。(画像にてご確認下さい)
刃の切れ味は良好です。
天然素材ならではの経年変化を楽しみながら、末永くご愛用いただけます。