1800年代 ドイツ・ザクセン州
ハンドペイントの小花模様が描かれた可愛らしい小皿4枚をセットにして販売します。
小ぶりなサイズ感ながら、ドレスデンやサクソニーならではの繊細な波打ちリム(縁取り)や優美な金彩、
一つひとつ手描きされた色彩豊かなお花モチーフが見事に映えていて、
ティータイムのテーブルが一気に華やかになります。
焼きたてのクッキーや一口サイズのスコーン、ボンボンショコラなどをちょこんと載せるだけで、
いつもの紅茶の時間がぐっと贅沢なティータイムに仕上がりそうです。
4枚の裏面にはそれぞれ異なる印が押されており、アンティーク磁器ならではの
興味深い背景を示しています。
バックスタンプ(窯印)の解説です。
王冠と交差した剣の青い印(画像上側の2枚)
サクソニー地方(ドイツ・ザクセン州)の伝統的な窯印スタイルです。王冠と交差した剣(Crossed Swords)は名窯マイセン(Meissen)のシンボルとして有名ですが、19世紀のドレスデン等のザクセン系工房でもマイセンへの敬意やドレスデン・スタイルを示すモチーフとして王冠や交差した剣を組み合わせたマークが使用されました。
赤のオーバル内に「SAXE」+王冠の印(画像下側の2枚)
「SAXE(サックス)」はドイツの「Sachsen(ザクセン/サクソニー)」を意味するフランス語表記です。19世紀後半〜20世紀初頭にかけて、ドイツからフランス等の海外へ輸出された高級磁器に多く用いられた輸出用・工房用のバックスタンプです。
手描きの数字・記号(緑や金色の文字)
職人が絵付けした型番(パターンナンバー)やペインター(絵付師)個人のサイン・管理番号です。手作業で1点ずつ絵付けされた本物の証でもあります。
4枚の内、一枚だけ縁に小さなチップのあるものが御座います。(画像にてご確認下さい)
また、ドレスデンのソーサーをセットでお付けいたします。
小さな小皿としてお楽しみ下さい。
ソーサーバックスタンプ(窯印)の解説
交差した線(Crossed Swords風のマーク)と「H」の文字
ドレスデン(Dresden)周辺の工房や絵付けスタジオで多く用いられたマークです。上に添えられた「H」は工房のイニシャルや特定のペインター(絵付師)の識別マークを表しています。
手描きの「Dresden」の文字
ドイツのドレスデンで作られた磁器であることを示しています。ドレスデンは自社で素地を焼成するだけでなく、マイセンなどの近隣の窯から白磁を買い取り、独自の工房で高度な手作業の絵付け(ドレスデン・フラワーなど)を施して仕立てる高級飾皿・陶磁器の一大中心地でした。
素地の刻印(うっすら見える凹凸)
釉薬の下に型押しされた数字や記号が見られます。これは絵付け前の白磁(素地)の型番号や製造年・製造ラインを示すインプレスド・マーク(刻印)です。
繊細な格子状の金彩フチや愛らしい花輪(ガーランド)の手描き装飾がドレスデンらしく、
サクソニーの小皿4枚とも非常に相性が良い雰囲気です。